リサイクルタイルの”品質”を支えるテストの秘密

みなさんは、リサイクルタイルがどのような工程を経て製造させているかご存じですか?

その製造プロセスには、数多くの試験工程が含まれており、ひとつひとつのステップが製品の「品質」と「安全性」を確保するために重要な役割を担っています。

今回は、数あるプロセスのなかでも初期試験である「単体テスト」についてご紹介いたします!

単体試験とは

「単体テスト」とは、リサイクル原料の耐火温度を測るためのテストです。800℃~1200℃まで、100℃きざみで焼成温度上げながら、検体に破損や溶けがないかを観察します。

試験に使用する原料の形状や、材質はさまざま。そのため、必要に応じて細かくし粉砕したのち、ボタン状に成形した「テストピース」を使用して試験を行います。

  • 原料粒度の調整

  • 専用器具でプレス成型

テストピースとは、製品の性能や品質を確かめるための試験用サンプルです。タイル製造において、原料の配合や成形方法、焼成条件などが適切かどうかを確認するため、実製品よりも小さいテストピースを作成して試験を行います。

ecorevoのタイル製品に使用する、リサイクル原料としての適性を判断する上で欠かせない工程です。

テストピースの重要性

テストピースは、製品特性を縮小した「ミニチュア」のようなもの。これを正確に評価することで、タイル製品の品質を保証し、安全にご使用いただける製品をお届けすることが可能となります。

もし単体テストを行わず、実際の製品と同じ大きさで試験を実施した場合、コスト負担が大きくなるだけでなく、安全性の確保も困難となります。

一件、回りくどい方法のように見える工程ですが、さまざま観点からテストピースの活用は、リサイクルタイル製造において「合理的な手段」なのです。

  • 土台に番号をつけて、テストピースを管理

  • 焼成後のテストピースを観察・分析します

まとめ

今回は、リサイクルタイル製造における「単体テスト」と「テストピース」についてお話ししました。テストピースは、タイル製造における品質向上・安全性確保のために不可欠な存在です。

ecorevoでは、単体テストをはじめとした、リサイクル原料の開発・試験を通じて、 持続可能なタイル製造循環型社会の実現の実現に取り組んでいます。

今後も、リサイクルタイル製造・開発のウラガワをはじめ、ecorevoの活動を紹介してまいります。どうぞご期待ください!

ecorevoでは、無償でサンプルをお送りしております。ぜひ一度お手に取って、リサイクルタイルの質感や色合いをお確かめください。サンプルをご希望の方は、コンタクトフォームよりお問い合わせください。
※一部の製品については、色見本のみ無償とさせていただいております。あらかじめご了承ください。

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