引き続き「スラグ釉薬」のプロジェクトについてお話しします。
今回は試作テストの様子をご紹介いたします。「スラグ釉薬」の実用性を確かめていきます!
ecorevoのプロダクトを通して、みなさんに「リサイクルタイルは身近なもの」と感じていただきたいと考えています。
SDGsという言葉は浸透しているものの、その達成のための具体的な行動がイメージしづらいと思います。日常生活の中で意識できることは、排出される廃棄物を減らすことです。
私たちは、廃棄物をできるかぎり、建材に使用することでSDGsへの貢献を目指しています。
また、タイルの色付けにスラグ釉薬を使用することで、環境負荷を軽減するとともに、タイルの新たな表現法を見つけることができるかもしれません。
今後、スラグ釉薬が実用化され、みなさんのもとにお届けできれば、今まで以上にリサイクルタイルを身近に感じていただけるかと思います。
ここから、タイルが窯に入るまでの工程についてお話していきます。試験結果を確認する際も、このような工程でテストを実施します。
まずは「施釉」を行います。施釉とは、タイルや焼き物に釉薬をかける処理のことです。この工程を経ることで、焼きあがったタイルにツヤや光沢を持たせ、液体の浸透、キズや汚れを防止する効果を持たせます。
次は「焼成」を行います。焼成とは、タイルを窯の中に入れ高温で焼いて成形する処理のことです。この工程を経ることで、タイル生地に含まれるの水分や不純物を放出させ、硬く頑丈なタイルが完成します。
タイル生地を窯に入れ、焼成温度・焼成時間を設定して、タイルが焼きあがるのを待ちます。
現在ecorevoでは、スラグの可能性について日夜研究中です。 次回は、焼きあがったテストタイルを見てみましょう!引き続き、ecorevoの研究成果にご注目ください!