引き続き「スラグ釉薬」のプロジェクトについて紹介いたします。
今回は、スラグ釉薬を使用したタイルの、窯出しの様子から見ていきましょう!
焼きあがった試作品を窯出ししていきましょう。どんなタイルが出できあがったのでしょう... 緊張しながら窯を開けます。
窯の中を覗いてみましょう。お、見たところ綺麗に焼けていますね!では、窯から出して細かく確認してみましょう。まだ余熱が残っているので、工具を使ってゆっくり取り出していきます。
実際に手に取って見ても、問題なく焼成できています。一般的な釉薬を使用した、タイルと比べても、引けを取らないタイルが完成しました。この調子ならスラグを釉薬に応用できそうです!
今回の試作品では、スラグの配合量、焼成温度ともに問題なかったみたいです。配合量と焼成温度によって、タイルが綺麗に焼きあがらない事もあるんです。日々の研究の甲斐もあって、テストを成功させることができました。
テストを通して、「スラグが釉薬の代替品になる」という仮説(※)が立証されました。スラグ釉薬を使って、透明・白・黒の3色が出せました!原料の配合量などを調整して、釉薬でいろんな色を出すためのテストしていきます。引き続き、ecorevoの研究成果にご注目ください!