
タイルは、形状が同じでも表面を覆う釉薬(ゆうやく)によって、その質感や表情が大きく変化します。
ecorevo(エコレボ)のリサイクルタイル「モルテノヴァ」の最大の特徴は、4種類55色の釉薬すべてに、廃棄物から生まれたリサイクル原料である「溶融スラグ」を釉薬に配合していることです。
スラグを釉薬に用いることで、生まれる「揺らぎのある色彩」。その美しさが宿る、4種類の釉薬による質感や色彩表現をご紹介します。
モルテノヴァでは、スラグ原料がもたらす豊かな表情を活かし、「マット釉」「ブライト釉」「窯変釉」「結晶釉」の4つの表現を展開しています。
光の反射を穏やかに抑えた、しっとりと柔らかな仕上がりが特徴です。
無釉に近い素材感を残しながら、表面保護性を向上させているため、自然と調和させつつ、細かな汚れが目立ちにくいという実用性も兼ね備えています。
ガラス質の光沢を存分に感じられる釉薬です。
光を強く反射することで発色がより鮮やかに見え、空間に高級感を与えます。清掃性が高く、照明や自然光による表情変化が大きいため、光を活かした空間演出に最適です。
焼成中の温度変化や炎の流れによって、一枚ごとに異なる色や模様が現れます。
「偶発性を持った色彩」が魅力であり、再生原料との組み合わせによって、さらに深みのある独特な表情が生まれます。
焼成中に釉薬内部で結晶を成長させる、非常に高度な技術を要する釉薬です。
表面に現れる模様や鉱物的な結晶は、温度管理・冷却速度・原料組成のすべてが揃って初めて成立します。その希少性が、空間に芸術性をもたらします。
ecorevoリサイクルタイルの主要原料である「溶融スラグ」について簡単に解説します。 溶融スラグとは、廃棄物を溶融炉にて1300℃以上の超高温で加熱し、ドロドロに溶かした後に冷却・固化させたガラス質の砂状材料です。
ゴミの無害化: 溶融炉にて1300℃以上で処理することでダイオキシンなどの有害物質が熱分解されるため、人体や環境に害のない安全なリサイクル原料として生まれ変わります。
天然砂に代わる資源:容積を大幅に減らせるだけでなく、天然砂の代替となる高品質な「人工砂」として、建築・土木資材への有効活用も進んでいます。
セラミックスとの相性:土木資材にのみならず、タイル原料の代替としても活用が可能。溶融スラグは、タイルとして焼成される際も安定した挙動を示し、緻密な製品づくりに貢献します。
リサイクル建材を採用する際、懸念されるのは「デザインの制約」ではないでしょうか。モルテノヴァは、それを払拭する豊富なバリエーションを備えています。
マット・ブライト・窯変・結晶の4種類の釉薬からなる、全55色の多彩なカラーバリエーションです。これに9つの形状を掛け合わせることで、空間表現の幅が無限に広がります。
「サステナブルだからデザインを妥協する」のではなく、理想の質感や色彩の先に、このリサイクル建材という選択肢がある。そんな、クリエイティビティを制限しないラインナップを実現しました。
また、モルテノヴァは基本的に受注生産にてお届けしてまいりましたが、現場の皆様からのご要望にお応えし、人気の高い品番を中心に常時在庫体制を整えました。
本来であればお届けまでにお時間をいただく製品ですが、この体制により、こだわりの意匠をよりスピーディに現場へ導入いただけるようになりました。お急ぎのプロジェクトでも、妥協することなく、理想のタイルをお選びいただけます。
釉薬は単なる「色付け」ではなく、焼成・温度・原料などが重なり合って生まれる「焼きものの表情」そのものです。
素材感を大切にしながら、他にはない唯一無二の空間を創り上げる。エコレボはこれからも新しい建材の可能性に挑戦し続けます。
リサイクル素材の可能性を広げ、皆様のクリエイティビティを支えるパートナーとして、ぜひお気軽にお問い合わせください。