カーボンニュートラルとタイル産業

皆さんは「カーボンニュートラル」という言葉をご存じですか?「カーボンニュートラル」は、地球温暖化を解決し「脱炭素社会」を実現させる考え方のことです。SDGsが盛り上がりを見せる中、カーボンニュートラル実現のための様々な取り組みが各所で見られます。

今回は、「カーボンニュートラル」や「ライフサイクルアセスメント (LCA)」などの環境影響評価指標、そして、ecoRevo®の脱炭素に向けた取り組みについてご紹介いたします。

カーボンニュートラルとは?

カーボンニュートラルとは、人間の社会活動において排出されるCO2と、森林などによるCO2の吸収量を、プラスマイナスでゼロにしようという考え方です。このカーボンニュートラルが達成された社会のことを「脱炭素社会」と言います。

似た言葉に「カーボンオフセット」というものがありますが、これは「経済活動におけるCO2削減の取り組み」を指す言葉で、カーボンニュートラル実現を目指して、CO2排出を埋め合わせる(オフセットする)ための、様々な活動・手段のことを指しています。

  • 見えないところで、地球温暖化の影響が現れています。

  • 化石燃料に頼らない、自然エネルギーへの転換の取り組みも見られます。

様々な業界の、脱炭素社会への取り組み

環境意識が高まり、SDGsが盛り上がりを見せる中、各業界がさまざまなアプローチで、カーボンニュートラルに向けた活動を実施しています。

  • 自動車業界:ゼロカーボン・ドライブ

    「走行時のCO2排出量ゼロ」を目指し、自動車メーカーなどが「電気自動車」や「燃料電池自動車」の開発・製造・販売を進めています。

  • アパレル業界:サスティナブルファッション

    衣類の大量生産・大量廃棄などによる環境影響と向き合い「環境負荷軽減」や「フェアトレード」などを目指したアパレルづくりの動きが見られます。

  • 建築業界:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル (ZEB)

    建物内での過ごしやすさとともに、省エネと創エネによって「年間の一次エネルギーの収支ゼロ」を目指す建物のこと。

タイル業界とも関係が深い建築業界では、他にも、「LEED (リード / Leadership in Energy and Environmental Design)」と呼ばれる、環境配慮された建築物を評価する国際的な認証制度や、「CASBEE (キャスビー / 建築環境総合性能評価システム)」のような、国が主導した環境配慮建築を評価する制度により、カーボンニュートラルを推進する動きが見られます。

環境影響を可視化する評価指標

近年、SDGsやカーボンニュートラルへの取り組みが世界中で加速しており、一般消費者の環境配慮への意識も年々高まっています。企業活動や製品などの環境への影響を、「資源採取」「製造」「輸送」「使用」「廃棄・リサイクル」というライフサイクル全体で見渡し、環境に配慮されているかを評価する仕組みが考案され、情報公開が求めらるようになってきています。

製品ライフサイクルのイメージ

カーボンニュートラルへの取り組みを計るための、環境影響評価の指標は色々ありますが、代表的なものは以下のようになります。

  • サプライチェーン排出量 (GHG)

    「原料調達」「製造」「物流」「販売」「廃棄」など、サプライチェーンの各工程において、企業などの組織が事業活動全体で排出する、温室効果ガスの総量を評価する指標です。GHGでは、従業員の出勤や出張なども評価対象とされており、「事業活動全体で、どれだけの温室効果ガスが排出されているか?」を測る指標になります。

  • ライフサイクルアセスメント (LCA)

    製品やサービスが、ライフサイクル全体において、地球環境にどのような影響を与えているかを、定量的に評価する指標です。LCAは、温室効果ガスに限らず、オゾン層破壊、資源枯渇、酸性化など、さまざまな環境影響を評価する指標で、組織・事業単位ではなく、製品単位での評価指標であるのがポイントです。

  • カーボンフットプリント (CFP)

    「サプライチェーン排出量 (GHG)」で導き出された、事業全体での温室効果ガス排出量を「CO2排出量」に換算し、製品単位でのライフサイクルを評価する指標です。LCAとは異なり、温室効果ガスの排出量のみを評価対象としています。

今後、これらの指標に基づいた環境影響評価は、ますます進むこととなるでしょう。

ただし、上記をお読みいただいても分かるように、これらの指標を数値化してまとめるのは、とても複雑で難しい課題です。また、評価の妥当性・信憑性を担保するために、業界単位などで、数値算出のための厳密なルールや基準を設けるなど、企業の枠を超えた連携も求められるでしょう。

脱炭素に向けた、ecoRevo®の取り組み

私たちが関わるタイル産業は、環境負荷が依然として高い産業の一つといえます。原料調達における鉱山開発、焼成工程におけるCO2排出など、ライフサイクルの各工程での環境配慮が、今後ますます求められるでしょう。

カーボンニュートラルやカーボンオフセットの観点でいえば、ecoRevo®のリサイクルタイルは、低温で焼成できることが特長になります。焼成温度を低くすることで、従来のタイルに比べてCO2排出を削減することができます。

また、CO2排出削減のための取り組みとして、焼成を全く行わない「無焼成タイル」の研究・開発にも挑戦中です。こちらはまだまだ研究段階ではありますが、タイル産業をサステナブル(持続可能)にしていくための試みのひとつとして、今後も力を入れていきたいと考えています。

  • 施工事例:NTT研修センター

  • 施工事例:小泉交流センター

まとめ

今回は、カーボンニュートラルと、エコレボの取り組みついてご紹介いたしました。長い歴史と文化を築いてきたタイル産業。タイルがこれからも長く愛され、親しまれるよう、人と環境により良い方向性を探っていきたいものです。

サステナブルなタイル産業の可能性を模索するecoRevo®の活動に、今後もご期待ください!

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