日本のゴミ問題。日本が誇る技術「溶融炉」と、溶融スラグ
日本のゴミ処理技術は、世界一!?
2018年3月現在、日本のごみ処理施設は1103施設、最終処分場は1651施設あります。ごみ処理施設数、最終処分場数は世界で最も多いです。焼却場の数は、なんと世界の7割を占めていると言われています。この理由は、日本は国土面積が狭いので、「ゴミ処理=燃やす」が主流となっているためです。
一方、ゴミを大量に排出するがゆえに、ゴミを減容化する技術は世界一と言われています。その筆頭の技術としてあげられるのが溶融炉です。
日本独自の技術「溶融炉」
溶融炉とは、家庭や工場などから排出されたゴミを1300℃~1700℃の高温で溶かし、減容化・無害化してしまう処理方法です。これは、日本が誇る独自技術で、以下のようなメリットがあります。
- 家庭から排出される可燃ごみ、不燃ゴミ、粗大ゴミはもちろん、工場から排出されるガラス屑、金属屑、汚泥や、焼却炉から排出される灰(燃え殻)、病院から排出される医療系廃棄物、感染性廃棄物など、あらゆるゴミを処理できる。
- 高温で溶かすため、ダイオキシンはほとんど発生しない。
- 排出物も、原料としてリサイクルできる。
焼却炉と比べ設置費と運用費は高くなってしまいますが、メリットが大きいため、焼却炉に変わり、各地に導入が進んでいます。最終処分場の残余年数が少なく、できる限りのリサイクルが叫ばれている状況から考えても、今後もこの流れは続くと予想されています。
溶融スラグとは?
溶融炉で高温溶融すると、ゴミの体積を約6%にまで縮小することができます。そして、溶融後に最終生成されるのが「溶融スラグ」です。「溶融スラグ」は、無害化された黒いガラス状の物質で、道路の路盤材やコンクリートの原料としてリサイクルされています。
今後の課題としては、この溶融スラグを、もっと目に見える形で、有効にリサイクルする方法を確立することが求められているのです。
溶融スラグを原料にしたリサイクルタイル
日本が誇る独自技術、溶融炉によって生成された溶融スラグを、もっと有効活用できないでしょうか?そこで、タイルメーカーである弊社・エクシィズが提案したいのが「溶融スラグを原料にしたリサイクルタイル」です。
- 自治体のゴミ処理施設が、原料工場に変わる!?
- 企業の産業廃棄物を有効活用して、タイルを作る!?
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