メーカー見学に行ってきました ~その1:乾式タイル編~

こんにちは。エコレボ事業部の大森です。窯業を専門的に学んできたわけではありませんが、環境に優しい「リサイクルタイル」の事業に興味を持ち、今年・2020年4月に新卒採用でエクシィズに入社しました。まだまだ分からないことも多く、勉強の毎日ですが、一生懸命、頑張っていきたいと思います!

2020年7月に、社員研修の一環で、弊社がいつもお世話になっているタイルメーカーさんの工場を見学させていただきました。今回は全2回にわたって、そのメーカー見学の様子を、タイルの製造工程と共にご紹介いたします。

第1回目の今回は「乾式タイル」のメーカーさんです。

【豆知識】乾式タイルとは?

タイルの製法は「乾式製法」と「湿式製法」に大きく分けられます。

「乾式タイル」には細かい粒状の原料(顆粒粉)が用いられ、それぞれの形状の金型に顆粒粉を流し込み、高圧プレス機で圧力を掛け、押し固めて成形します。乾式製法は「乾燥」「焼成」の時間が短く、寸法精度が高く品質が安定しやすいため、低コストで大量生産が可能です。均一なすっきりとした風合いのものが多いのも特徴です。

1社目:立風製陶さん

立風製陶さんは、複数のライン・機械を用いて、タイルを大量生産しています。
製造工程を見てみましょう。

  • ① 顆粒粉を機械に投入します。

  • ② 機械でプレスして成形します。

  • ③ スプレー機で釉薬を吹きかけます。

  • ④ 乾燥させます。

  • ⑤ 全長108mのトンネル窯で焼成します。

  • ⑥ 焼成したタイルを検品して、規格外の物を1枚1枚取り除きます。

立風製陶さんの工場は、想像以上に広く驚きました。見学中、スピーカーから何度も音楽が聞こえてきました。工場の作業員に、機械の稼働状態を音楽で伝えているのだそうです。こんなところにも、事故やミスを減らす工夫があるのだと感心しました。

2社目:マル賢加藤製陶所さん

マル賢さんは、モザイクタイルに特化しているタイルメーカーです。モザイクタイルは、代表的なものでいえば1つ50mm程度の小さなタイル。小さいタイルを組み合わせて、大きなモザイクアート作品を作ります。タイルと聞いたら、まずモザイクタイルを思い浮かべるという方も、多いのではないでしょうか?

  • ① 顆粒粉を機械に投入します。

  • ② 機械で細かい形状をプレスします。

  • ③ スプレー機で釉薬を吹きかけます。

  • ④ 乾燥させます。

  • ⑤ トンネル窯で焼成します。

  • ⑥ 焼き上がったタイルを検品して、完成です。

タイルづくりには窯が欠かせないので、夏は暑さとの戦いになります。工場内は、大型の扇風機が回っていました。タイルは重いですし、大変な重労働ですが、懸命に作業に励んでいらっしゃいました。

3社目:杉浦製陶さん

杉浦製陶さんの特徴は、原料や釉薬づくりまで行う「一貫生産体制」です。自社で釉薬の製造を行い、既に施工された建物のタイルの部分補修に必要なリペアタイルの製造もできます。

  • 釉薬の試験室。

  • 施釉テストの様子。

また、自社の敷地に複数の工場を持ち、小ロットから大ロットまで、幅広い生産に対応しています。

  • 第2工場。タイルの大きさによって、工場が別けられています。

  • 第3工場。

タイル製造の様子です。

  • ① 各工場のプレス機で成形します。

  • ② 釉薬をスプレーで吹き付けます。

  • ③ 乾燥させます。

  • ④ トンネル窯で焼成します。

  • ⑤ 焼き上がったタイルの検品を行います。

  • ⑥ 自動貼り機。効率の良い施工を可能にする「タイルシート」の貼り加工も自社で行っています。

タイルづくりは、「釉薬」「成形」「焼成」など、工程ごとに専門性が求められますが、作業を分担しながらも、しっかりと連携・統率が取れている様子が印象的でした。

まとめ

今回は「乾式タイル」のメーカーさんをご紹介しました。
次回は「湿式タイル」のメーカーさんをご紹介したいと思います。お楽しみに!

(「その2:湿式タイル編」につづく)

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