研究レポート:スラグ釉薬研究日誌(3) ~窯出し~
引き続き「スラグ釉薬」のプロジェクトについて紹介いたします。
今回は、スラグ釉薬を使用したタイルの、窯出しの様子から見ていきましょう!
焼き上がり確認
焼きあがった試作品を窯出ししていきましょう。どんなタイルが出できあがったのでしょう... 緊張しながら窯を開けます。
窯の中を覗いてみましょう。お、見たところ綺麗に焼けていますね!では、窯から出して細かく確認してみましょう。まだ余熱が残っているので、工具を使ってゆっくり取り出していきます。
テスト成功!
実際に手に取って見ても、問題なく焼成できています。一般的な釉薬を使用した、タイルと比べても、引けを取らないタイルが完成しました。この調子ならスラグを釉薬に応用できそうです!
今回の試作品では、スラグの配合量、焼成温度ともに問題なかったみたいです。配合量と焼成温度によって、タイルが綺麗に焼きあがらない事もあるんです。日々の研究の甲斐もあって、テストを成功させることができました。
まとめ
テストを通して、「スラグが釉薬の代替品になる」という仮説(※)が立証されました。スラグ釉薬を使って、透明・白・黒の3色が出せました!原料の配合量などを調整して、釉薬でいろんな色を出すためのテストしていきます。引き続き、ecoRevo®の研究成果にご注目ください!
※ 研究レポート:スラグ釉薬研究日誌(1) 参照
ecoRevo®では、スラグ釉薬のカラーバリエーションについて、ご意見を募集しております。
「こんな色のスラグ釉薬がみたい!」などご意見をいただけますと研究・開発の励みになります!
その他のご意見・ご質問も随時受け付けておりますので、下記のブログアンケートの欄からご記入をお願いいたします!
■ブログアンケート
*印は、入力必須です。