研究レポート:スラグ釉薬研究日誌(5) ~スラグ釉薬を使用したスラグボディ~

引き続き「スラグ釉薬」のプロジェクトについて紹介いたします。スラグ釉薬を使用することで、可愛らしい色のタイルができました。今回は、リサイクルタイルにスラグ釉薬を使用すると、どのようなタイルができるのか見ていきます。

試作品完成までの道のり

これまで、研究日誌として、スラグ釉薬に関するテストの一部を紹介してきました。今でこそ、安定して綺麗なタイルが焼けるようになってきましたが、今日に至るまでの道のりは、平坦なものではありませんでした。スラグ釉薬は、絶妙なバランスで構成されており、そのバランスを保つため、一から調合して、スラグ釉薬を製作しています。原料の配合量の調整、そして施釉・焼成、その繰り返し... その試験回数は、1000回以上、期間にして10年弱に渡りました。

膨大な時間と手間をかけ、丁寧に手作業で情熱を注ぐことで、試作品のスラグ釉薬を製作できるまでに至っています。今後も、スラグの活用法を明らかにするために、研究を続けていきます。

  • スラグ釉薬を使用したテストタイル

  • この度のテストに至るまでに、様々な条件でテストを実施しています。

リサイクルタイルとスラグ釉薬

前回までに実施した、「スラグ釉薬」のテストでは、一般的なタイル生地を使用しました。その結果、綺麗なタイルが焼きあがりました。ではリサイクルタイルにスラグ釉薬を使うとどのようなタイルができるのでしょう。

  • リサイクルタイルにスラグ釉薬を施釉したタイルボディ

  • スラグの配合量によって、雰囲気が異なります

タイルボディごとに、スラグの配合量を変えて施釉・焼成してみました。釉薬については、これまでに紹介した物と同じ、スラグ釉薬を使用しています。、独特の雰囲気のあるタイルが焼きあがりました。しかし、 タイルボディが溶けて、土台にくっついてしまっため、まだまだスラグの配合量の調整が必要のようです。

今回は試作第一号として、リサイクルタイルとスラグ釉薬をかけ合わせたタイルを製作しました。これらのタイルを安定して製作することも、私たちの今後の課題です。リサイクル原料の可能性を広げるために、これからも日々研究に励んで参ります

まとめ

これからもecoRevo®では、リサイクル原料の可能性を広げるべく研究を続けていきます。

次回から製作編に突入します!スラグ釉薬を使用したタイルを製品化することを検討していきます!スラグ釉薬を使用したタイルによって、環境に配慮した建築資材を提案できるよう考えていきます。

ecoRevo®では、スラグ釉薬・リサイクルタイルについてのご意見を募集しております。

「リサイクル原料を使って、こんなタイルを表現してほしい!」などご意見をいただけますと研究・開発の励みになります!
その他のご意見・ご質問も随時受け付けておりますので、下記のブログアンケートの欄からご記入をお願いいたします!

■ブログアンケート

*印は、入力必須です。

  • * Q01. この記事はいかがでしたか?

  • Q02. ご意見・ご質問、今後書いて欲しい記事テーマ等があれば、ご記入ください。


お客様情報

  • * E-mail

  • * 氏名

    ※姓名間に、空白(半角スペース)をご入力ください。

  • 会社名

  • 支店名

  • 部署名

  • 役職

  • *

  • * 郵便番号

    ※郵便番号を入力すると、該当住所が自動入力されます。

  • * 都道府県

  • * 市区町村

  • * 住所

    ※市区町村以下の、町名・番地・ビル名などをご記入ください。

  • 携帯電話

  • * TEL

  • FAX


上記項目にご記入いただき、「確認画面へ進む」ボタンを一回だけクリックしてください。

ブログ一覧に戻る