スラグ釉薬タイル 製品化までの道のり ~メーカー試験編~

「スラグ釉薬を使用したタイル」完成まであと一息!釉薬メーカーさん、タイルメーカーさんの協力を得て、製品完成までの流れをさらに具体化させます。今回は、タイルと釉薬の最終的な調整の様子をご紹介いたします。

生産ラインでの試作品製作

カクジンさんのご協力もあり、着実に製品完成に近づいてきています。次のステップとして、タイルを安定生産し、量産できる体制を整える必要があります。

そこで、日頃からお世話になっているタイルメーカーさんに、私たちが製作したテストピースを持ち込み、タイル製作の協力を仰ぎました。この依頼に快諾いただき「スラグ釉薬を使用したタイル」の製作試験をしていただくこととなりました。テストピースをもとに、タイルの型や施釉量を決め、本格的な生産ライン上で試作品の製作を開始します。

  • メーカーさんの生産ライン

  • このボックス内で施釉が行われます。

製品テストと品質管理

メーカーさんでの一回目の試作品製作が完了しました。出来上がったタイルは、試作品の段階から完成度が高く、私たちが持つ完成イメージと概ね一致しています。その中で、白色系のタイルが少しくすんでいる印象を受けました。

その原因として焼成温度や施釉量、釉薬の原料のバランスなどが考えられます。目標の色合いに近づけるために、複数の観点から調整を行います。メーカーさん方と相談しながら、再度テストを繰り返し、製品としてのクオリティを高めていきます。

  • メーカーさん試作品(右)。同色でも雰囲気が異なります。

  • 目標の色に近づけるために調整試験を重ねます。

まとめ

間もなく「スラグ釉薬を使用したタイル」をお見せできそうです!サステナブルの輪を広げることができるタイルを製作するため、製品化と並行して社内外でのテストを実施して参ります。

今後も引き続き、ecoRevo®の活動にご注目ください!

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